STORYストーリー
どのような信念を持つかによって、人は武士になるのではない。
どのような信念であれ、その信念を貫いて生きる姿勢こそが、人を武士たらしめるのだ。
四季折々の花に彩られる地、佐倉。時代は天下泰平の江戸中期、平和を謳歌する佐倉藩に突如として化物騒動が起きる。立身流剣術の使い手である若き佐倉藩士・武居新佐は藩命を受けて、幼馴染の但馬雫・市之丞の姉弟らと共に化物退治に乗り出すが、佐倉全体を巻き込む恐ろしい陰謀へと少しずつ巻き込まれていく。
武士としての道を歩もうとする若き藩士たちの前に立ちふさがる、数々の困難と別れの慟哭。交錯する運命の果てに、彼らが見出した道とは何か。
責任、信義、忠義、思慕、愛。それぞれの信念を守るための悲しい戦いが、佐倉にて幕を開ける。